
2021/12/25~2021/1/9の間ニセコユナイテッドにスノボをしに来ました。
宿はニセコビレッジの近くなのでホームベースはニセコビレッジですが、
オールマウンテンパスを14日間分購入していたので、
ニセコユナイテッドすべての山を滑りました。
普段であればニセコは外国人客で賑わいますが、2021年外国人の入国規制が厳しく観光目的では日本に入国できない状態でした。
そんな中のニセコの混雑状況や営業していたお店の情報、2021年12月そして1月の滞在時の雪質や天候、
そしていつ【水野の沢 G11】がオープンしたかなどこのブログでは紹介してきたいと思います。
※そのシーズンより雪質や営業内容は異なりますので最新情報はスキー場ホームページよりご確認ください。
目次
この記事の目次
ニセコビレッジの降雪がエグかった!
2021/12/26~27まで積雪量は140㎝程度。新雪は頂上付近+60㎝とスキー場内では記載されていましたですが、
感覚的には圧雪エリアで+5~10㎝程度で非圧雪エリアは30~40㎝程度でした。
常に雪が降っているのでアイスバーンになることはなく新雪が降り積もり続け柔らかいふわっふわの雪の上を滑走できました。

圧雪エリア端の非圧雪(滑走可能エリア)で感覚的には+30㎝程度の新雪量でした。

写真左奥が私が圧雪エリアを滑走している写真なのですが、圧雪エリアで+5㎝程度の新雪がありスピードを付けてターンをすると粉雪が舞い上がりました。
28日から積雪量は190㎝で毎日新雪が頂上付近で+60㎝の状態が続きました。

非圧雪エリアは+60㎝の新雪。もう最高でした。ふわっふわのドライスノーの上を滑走するのは初めてでしたが生クリームの上を滑らかに、浮かぶように、滑ります。

ここまで雪が多く、これだけ雪が軽いと肩まで雪が舞い上がります。(ジョニーの身長は178cm程度)。ふわっふわの雪で軽いので一切ウェアにくっつきませんでした。これが北海道の雪か。

クイックターンをしてみると、こんなにも雪が舞い上がります。ノートラックの新雪ほど最高なものはない

場合によっては全身雪に覆われることも。しかし、粉雪なので全く体にひっつきませんし、ウェアも濡れません。(関東甲信越の雪だとこれを繰り返すとウェアに雪がへばりつきます)

地形を生かしてジャンプ。着地がふっかふかの雪なので失敗も怖くない!しかし着地が平らでないので難しい!

圧雪エリアも+10㎝程度新雪がありました。これもまた滑らかな雪で最高!パウダー苦手な人でも楽しめます。
29~31日は非圧雪エリア特にG11やスーパースティションからみそしるまたはヤード・セールコースで膝まで雪に埋もれる状態が続き、早朝のファーストトラックを狙う人々で賑わいました。
ちなみに、29日は今シーズン初めてワンダーランドリフトチェアがオープンし、ワンダーランド、シュノーケルエリアのファーストスノーが最高でした!!誰もまだ滑走していない新雪の上を浮かぶように滑走。周りから『楽し~』や『最高~』という声が至る所から聞こえました。
30日もワンダーランドチェアがオープンし、昨夜に降り積もった新しい雪で昨日のトラックは消え、ファーストトラックを存分に味わうことが出来ました。

オープン初日のワンダーランドチェア。誰も滑っていない新雪がたんまり残っていて良質な雪のファーストトラック。+60㎝。

晴れて新雪がある日一番最高。+60㎝の新雪と羊蹄山ビューが望めます。気持ちよすぎて病みつきに。これを味わえるのはワンダーランドチェアオープンして約30分間程度(混雑していない時期の話なので混雑していたら10~15分でノートラックがなくなるでしょう)。これは1/6の写真です。

ツリーランも息をのむほどの綺麗さ。これは晴れた日の写真ですが、ワンダーランドチェアは7割の日が霧に覆われホワイトアウトでした。その為、初心者は圧雪と非圧雪の境目が区別できず思いっきり転倒してしまい苦戦していました。その為、晴れた日にチャレンジするのがおすすめです。また、パウダーの量も物凄いので中~上級者向けだと感じました。特にパウダーが得意な人向け。私はパウダー中級でしたが、このコースで大分鍛えられました!
31日は残念なことに、悪天候によりワンダーランドチェアは営業しておらず、上級者たちはG11にオープンと同時に駆け込んでいきました。
私は混雑したところは避けたいので、まだ誰も滑走していなさそうだったみそしる→ヤードセール(非圧雪コース)へ向かうと予想通り誰もまだ滑走しておらず最高のパウダーを味わうことができました。
非圧雪エリアはスーパースティションから始まるのになぜそこをスキップしてみそしるからなの?と思われるかもしれませんが、
理由はスーパースティションはゴンドラ降りて少し滑走してボードを外して歩いて頂上まで行かなければいけないため、タイムロスが発生します。
みそしるからであればダベサ→ジャンクヤード→みそしると滑走していけるのでG11に行った人が来る前にファーストトラックを狙うことができます。

みそしるコースです。ふわっふわの雪。宙を浮いている感覚になります。最高です。

軽い雪。こんな良質な雪は味わったことがありません。

ゴンドラオープンは8時半なので8時または8時15分頃から並んでこのファーストトラックを狙います。早朝が一番良質で最高な雪を味わえます。
1月1日は朝は晴れてゴンドラに乗った瞬間から羊蹄山が見える状態でしたが、山頂は猛吹雪。
ゴンドラとワンダーランドチェアが開いていたことに驚きましたが、運行していてくれたおかげで新年初すべりが最高になりました!
この日は昨夜の降雪が多く山頂では⁺70㎝あり、傾斜がないところでは雪が重たく止まってしまうほど新雪の量が多かったです。歩いて圧雪エリアにいくのが大変でしたがいい思い出です。

普段であれば問題なく滑走できていたツリーランエリア(ワンダーランドチェア)ですがこの日は埋もれました。w
お昼頃から悪天候に見舞われゴンドラが運行停止してしまいました。ビレッジエクスプレス、バンザイチェア、森のチェアリフトが運行していたのでそこでパウダーを探して滑走しましたが、強風、吹雪で体感温度的にも今までで一番寒い日でした。
1月2日は山麓では全く問題なかったのですが、山頂に行くとまた吹雪が続いていました。この日は特に風が強く新雪が宙に舞い上がってしまいパウダースノーが少なくなっている印象でした。またここにきて初めて硬い雪が混ざっている状態でした。今日まではふわっふわの軽い雪のみを存分に味わってきましたが、この日は氷を含む雪がちらほら見られ圧雪エリアで遊んだほうが楽しかったです。
1月3日はアンヌプリ国際スキー場&ニセコビレッジのゴンドラが強風により運休となり、グランヒラフ&花園のゴンドラのみ運行。
1月4日は3日誰も滑っていない新雪を見込んでニセコビレッジのゴンドラには朝から列ができていました。ほとんどの人がG11のファーストラック狙いです。この日はまだワンダーランドが開いていませんでした。その為、ナマラコースエリアで楽しみました。

ナマラコースも新雪+30㎝程度あり晴れた日には羊蹄山が綺麗に見えるエリアです。最高のファーストトラックが味わえます。このエリアは比較的トラックが遅くまで残っていることが多いので昼前に狙いに行きます。

気持ちよすぎるターン。絵が描けそうです。

雪が多いのでエッジを立てた状態で滑走です。ボードのノーズ部分を下に向けると止まってしまうのでパウダーが多い日はこのスタイルで滑走です。
1月5日はワンダーランドもオープンせず、ヒラフに繋がる道も悪天候の影響により閉鎖していました。ヒラフへの道が閉鎖されたのは初めて見ました。視界が不良のもののビレッジには+70㎝程度の新雪が降り積もっていたので、朝思いっきり楽しみました。
1月6日はワンダーランドがオープン!昨晩あまり降雪がなかったためこの日のゴンドラはワンダーランドチェア目当ての人が多かったです。
ニセコに来てこの日は初めて晴れ!絶景の1日でした。雪質は表面が少し硬くなったシャバ雪でした。ふわふわじゃない雪はここにきて初めてだったので圧雪エリアでカービングの練習をしました。またせっかくなので全山から羊蹄山を眺めることにしました。
特別管理区域【水野の沢 G11】はいつオープンする?
2021年~2022年のシーズンは2021/12/28にオープンしました。
12/27から雪崩防止の爆発音が聞こえ始め、12/28の朝7時ごろに宿から爆発音が数回聞こえました。
この朝の複数回の爆発音がG11がオープンするサインです。
また、ゴンドラの列がいつも以上に混んでいたらG11がオープンするサインでもあります。
ゴンドラへの列はせいぜい約5~10分待つ程度なのでストレスにはなりませんが、8時半にオープンするゴンドラの前に8時から並び始めますので、誰も滑走していないファーストトラックを狙いたい方は8時にゴンドラ前に行くことをお勧めします。

オープン初日。物凄い新雪の量。ツリーランでクイックターンをすると全身に粉雪が舞い上がります。

ツリーランをこよなく愛すジョニー。G11はニセコ全山の中でも特にお気に入りのコース。

急傾斜もあり、ツリーランもあり、なんといってもパウダーが良質なG11。特別管理区域なので中~上級者向けです。出口辺りのツリーランが難しいですが、ゴンドラ下は簡単です。

晴れた日のG11。羊蹄山が目の前で絶景。

最&高。

この日は珍しく雪が硬くなっていました。
ニセコに複数回来たことがあるジョニーによると、普段はもっと混雑するとのことです。
G11目当ての人々で混雑します。
混雑状況
新型コロナウイルスの影響により外国人入国規制が厳しく観光目的では外国人の入国が認められていない時期でもあったため、
外国人利用客に人気のスキーエリアであるニセコは以前に比べて空いている状態でした。
しかし、思った以上に日本人客が増えていました。
ジョニーによるとニセコにこんなに日本人がいるのを初めて見た。とのことでした。
特に年末年始は混雑という混雑まではいきませんが、それなりに利用客が増えている印象でした。
それでもグランヒラフに比べるとまだすいていて、朝のゴンドラは8時頃から列ができ始め、
ゴンドラオープンまでに20~30人程度が並ぶ感じでした。待ち時間は約15~20分といったところです。
また、朝10時頃にレッスンが開始されるのでその時間帯に少し並びますが大体2~10分程度の待ち時間なのでストレスなくゴンドラに乗ることができます。
一度ゴンドラに乗ってしまえば他のリフトや他のリゾートエリアへと移動していく人が多いのでビレッジのゴンドラは比較的常に空いている状態でした。
まとめ&どんな人におすすめ?
- 朝8時からゴンドラに並んで新雪を狙うべき
- G11の雪&コースは格別(中~上級者向け)
- ワンダーランドチェアはオープンすぐに行くべき!(中~上級者向け)
- G11に駆け込む人がたくさんいたら、ワンダーランドチェアまたはみそしるコースを狙ってノートラックを存分に味わうべき
- ナマラコースエリアは昼前頃にノートラックを狙いに行く
- 初級者コースはスピードが傾斜の少ないコースなので逆に練習が難しいかも?
- ニセコビレッジは中~上級者向けのスキー場
- ヒルトンがベースなので高級感あふれるリゾートエリア
- パウダー好きな人向け。パウダーを存分に楽しめるリゾート
2018~19シーズンにジョニーがニセコに来た際のレビューは下記で紹介しています☟
いかがでしたか。ジョニーがパウダー&ツリーラン大好き人間で、私はそもそもパウダーが苦手なスノーボーダーでした。
どうしてもこの良質な雪を味わってほしいとジョニーに連れてこられた形でニセコに来ましたが、まんまとこの雪質に虜になりました。
また、今シーズンは降雪にも恵まれパウダーを毎日味わっていたからこそ自然とパウダーを克服し、むしろパウダーの方が好きになっている自分がいます。
一度体験したら病みつきになること間違いなしです。
外国人観光客に人気の理由がわかりました。これほどの良質な雪が味わえるのは世界でも珍しいのでしょう。